どうぞ蚊帳の中へ

蚊帳がこの世から忘れ去られて「蚊帳の外」という言葉だけが残りました。それほど「蚊帳の中」は居心地がよいところだといえるのでしょう。
どうぞ、みなさん蚊帳の中へ!と心地よい眠りの世界へお誘いできればとブログを展開させていただきます。

父の命日と我らが使命

この10月1日は、先代である父の命日です。

私が大学4年生の会社解禁の日。就職のため、
これから会社訪問だと、東京に待機していた
私の元に、父の訃報が届きました。

訪問予定の会社に、キャンセルの連絡をして
新幹線に飛び乗り、父のいる病院に向いました。

そんなことが35年前の今日だったのです。
この日は、42年前の9月23日の母の命日とともに
忘れることのできない日であります。

姿が見えなくなったればこそ、その人への思いや、
そのことへの思いが入れが強くなるものです。
よく耳にする○○周年事業なども、志の大切さ、
継承への想いを、確認する為ということでしょう。

さて、
父は、亡くなる2年前、静岡県の浜松市に
能力開発研究所」なるものを立ち上げました。

たいそうな名称ですが、父は真剣に命がけで
その事業に取り組んだのです。

その事業の前提は次のようなものです。

○人は誰もが、それぞれの個性・特技を生まれながら
 にして持っている。

○その天与の特技・個性を活かして生きることは、
 その人の幸せはもちろん、社会にとっても有益な
 ものになる。個性・特技で社会貢献ができる。

○ところが、多くの人は、その個性・特技を発揮する
 ことはもちろん、それに気づかずに一生を終えて
 しまうことさえある。

 「~しなければならない」といった具合に、嫌々と
 義務的に毎日を過ごすことは、その人の幸せにも
 つながらないばかりでなく、社会的にも大きな損失
 である。

では、その天与とも言える、個性や特技は、いつ開花
するのか?

これは花と同じように、目にみえない土の中、両親の愛情
が注ぎ込まれた、質の良い「眠り」からだと父は唱えた。

両親の愛情という養分をしっかりと吸収して、個性の芽を
出す。そして、根を張り、個性・特技として開花する。と。

その個性の花を開花させることを、花作りに倣い「花作り
の名人は、土づくりの名人」であると例え、目に見えない
土の中での活動=「眠り」の善し悪しが大切だと
「眠りを大切にしましょう!」「より良い眠りが個性・
天与の特技の花を咲かせます!」と「能力開発研究所」を
立ち上げ、そこから発信したのでした。

ほどなくして、病床に伏した父は、能力開発研究所を閉鎖
しましたが、父は社会的な仕事(今でいえば、ソーシャル
ビジネス!)の原型を残してくれたようです。

さらに父は稼業であった「三島屋ふとん店」を「菊屋」と
改めて、「ふとん店」でない、無限の可能性を秘めた会社
としてCI(コーポレーションアイデンティティ)を成し遂げ
その三日後に、この世を去ったのでした。

私はと言うと、一旦は、東京の会社に就職したのですが、
私はそんな父の志を継ぐ決意をして、東京でのサラリーマン
生活に終止符を打って戻ってきました。

モノ余りの時代。また地方都市の中心市街地の地盤沈下と
大型店舗の台頭等、個人商店が生き抜いていくにはあまり
にも厳しい道中であります。

店の運営に困窮し、うろたえては父の墓前に何度もしがみ
ついたものでありました。

それでも、おかげさま、周りの方々、又インターネットを
始めてからは遠方の方からのご厚情によって今日まで生か
せて頂いています。

今日は先代である父の命日にあたり、父の意思と、これまで
歩ませていただいた道中に感謝し、自らの因縁を自覚して、
それをしっかりと受け止めて、喜びをもって、この受け継いだ
社会的な仕事を、世の中のために遂行させていただく決意を
新たにいたします。

一難去ってまた一難、と、ありがたくもいろいろなことに
遭遇します。苦難は福門・幸福の門であり、自ら成長する
糧であります。これらも神様のお慈悲であると噛みしめ、
喜びをもって、人世のために働かせていただきます。

どうぞ、よろしくお願い申しげます。

父の命日と我らが使命

「世界中が平和で、みんな、安心して安眠できますように!」

そんな思いで、「ねいるケアあんみん枕」」を開発して3年に
なりました。
 → http://www.anmin.com/makura/neil-care/index.htm


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父の命日と我らが使命
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